毎年のようにどこかで大災害が起きている最近の日本。
もしものときに備えて避難所について把握しておきたい方も多いのではないでしょうか。この記事では、そもそも避難所って?というところから書いていきます。
自分の避難所を知る
災害が起きた時、まず自分がどこの避難所に避難するかご存知でしょうか?
避難所とは、災害の規模に応じて市区町村が開設しています。
ご自身がお住いの地域はどこの避難所が最寄りなのかを把握しておく必要があります。
例えば福岡市にお住いの方でしたら
『福岡市 避難所』
で検索すると、福岡市のホームページから避難所の一覧がでてきます。
避難所になる施設は
・学校
・公民館
・福祉館
・コミュニティセンター
など、公共の施設が多いです。
基本的には、ここに住んでいるからこの避難所でないといけない
というような決まりはないので、自分が1番行きたい避難所にいくことができます。
避難所ってどんなところ?
避難所は文字通り災害発生時に地域住民が避難をするところです。
基本的に最寄りの避難所に避難するケースが多いので、近所の人たちが集まってきます。
そこまで大きな災害でない場合は、家に一人でいるのが不安なご高齢の方が集まって談話している光景を多く見かけます。
災害時、高齢者のコミュニティの場としても機能しているので、少しでも自宅にいることが不安に思われたら積極的に避難するべきだと思います。
避難所にはそれぞれ特徴があります。
場所によっては標高が低いため水害に弱い避難所などがあったりもします。
この災害時には、ここの避難所
というように災害に応じて避難場所を決めておくのも良いでしょう。
過ごしやすさも避難所によって異なります。
体育館などの収容避難所
みなさんご存知、学校の体育館です。
大人数を収容できるのですが、冷暖房が完備されていないところが多く
夏は暑く、冬は寒いです。
大人数が避難してきた際は仕切り等でプライバシーを保護する必要があります。
災害規模が小さく避難者が少ない場合、子どもたちがボールで遊んだりしていることもあります。
・たくさんの人を収容することができる
・避難者が少ない場合は子どもが遊べるので退屈しにくい
・夏は暑く、冬は寒い
・多くの避難者がいる場合プライバシー保護の必要がある
・シャワー室やテレビがない場合が多い
公民館、福祉館、コミュニティセンター
公民館、福祉館、コミュニティセンターは場所によって避難環境はピンキリです。
古い建物だったら、このようなザ・公民館といった感じの場所だったり
新しい建物だと、こんなに綺麗な避難所もあります。
どこの避難所が自分や家族にとってもっとも快適に避難できる環境にあるのか
事前に把握しておくことをオススメします。
・冷暖房完備の施設が多い
・和室やシャワー室、テレビなど完備してあるところも多い
・建物が綺麗な避難所もある
・公民館、福祉館はキャパが少ない場合が多い
・施設によって避難環境に大きな差がある
避難所に持っていくべきもの
災害の規模にもよりますが、
大規模災害の場合は物資が十分に回ってこなかったり、物資が届くまでに時間がかかることがあります。
また小規模な災害の場合は、そもそも行政からの支給物資がないケースも多いです。
避難所に泊まる場合は、
最低限の食料、簡易な寝具、着替えが必要です。
これだけあれば十分!というようなチェックリストを貼っておきますので、この中から
・災害規模
・何日避難するのか
この2点を念頭に適宜必要なものを持って避難してください。
こんなに準備するのはめんどくさいな
と思われる人も多いと思います。
最近は避難する際にとりあえずこれだけ持っていけばOK!みたいな防災グッズも売ってます。
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これが家にあるだけでいざというときの安心感は得られると思います。
我が家にも人数分置いているのですが、数日は生き抜くことができそうです。
さいごに
避難なんておおげさだなー
と思われる方も多いかと思います。
自然災害はどのくらいの規模でどれだけの被害が出るか予想が難しいので、早めの行動が最悪の結果を防ぐことにつながります。
実際に避難してみたものの、大した災害ではなかった場合
それはそれでいいんです。
自宅にいる際少しでも不安を感じたらまずは避難してみましょう。
自分が避難する際に近所の人にも声かけなどできればなおさら最高ですね。
ひとつの判断で大惨事を防げることも多いです。
先日も大雨による土砂崩れがあったものの、避難所にいたことで救われた命がありました。
避難指示、避難勧告が出た際は、
「そういえば避難所が近くにあったなー」
と思い出していただければと思います!