公務員に夏のボーナス!平均67万9100円で炎上?

公務員

今年も公務員の夏のボーナスの時期がやってきました。

日本はこんな状態なのにボーナスなんてふざけてるんじゃないよ!
と思われる方も多いかと思います。

民間と公務員のボーナスを比較するとどのくらいの差があるの?
公務員がボーナスをもらうことについての世論は?
この2点をメインにみていきましょう。

国家公務員に夏のボーナス支給、4.1%増

2019年6月28日、ほとんどの公務員に夏のボーナスが支給されました。
管理職を除いた国家公務員の平均支給額はおよそ67万9100円と去年より2万6000円余り増え、7年連続の増加のようです。


特別職などにもボーナスが支給され、試算では最高裁判所の長官が約569万円ともっとも多く、ついで衆参議員の議長が約527万円となっています。


そもそも公務員にボーナス?

「そもそも日本は赤字なのになんで公務員がボーナスもらってるんだ!」
という声も多いですが、
公務員のボーナスの支給日は法律で決まっています。6月30日と12月10日の年2回です。


国家公務員のボーナスは、毎年8月に人事院という国の機関が決定しています。
地方公務員のボーナスはその決定に合わせていくケースがほとんどです


なにをもとに公務員のボーナスが決まっているか?

人事院は毎年、50人以上の民間企業を対象に給与とボーナスの調査を行なっています。
この調査データをもとに公務員の給与とボーナスを算出しています。

この算出方法に是非はありますが、これが現状のスタイルです。


・50人未満の企業のボーナスデータは含まれていないこと
・そもそもボーナスがない企業もあること

この2点から公務員のボーナスは高すぎるという意見がでてくるのかもしれません。


民間と公務員のボーナス比較

民間企業と公務員のボーナスにいくらくらいの差が生じるのでしょうか。

単純比較は難しいので、
・企業規模5,000人以上
・企業規模100〜299人
・公務員
をざっくり比較してみましょう。

厚生労働省の「賃金引上げ等の実態に関する調査」という資料を参考にすると

企業規模5,000人以上   平均額715,034円

企業規模100~299人   平均額418,531円

公務員(先日の報道より) 平均額679,100円

かなりざっくりなデータなのですが、
大企業>公務員>中小企業の順でもらっているイメージです。


意外にも世論は・・・

大企業には及ばずともなかなかのボーナスをもらっている公務員。
ネットでの世論は、、、

「大赤字の国家の公務員が、なぜ最高額のボーナスが出るんだ?普通の企業なら赤字だったらボーナスなんかでないぞ。」

「67万で安いと思っている人は仕事してるのか?民間がどのくらいもらっているか?もらえない会社がどのくらいあるか?そもそもボーナスは利益還元って知ってるのかな?」

といった予想通りのコメントが。

ただ肯定的な意見も、、

「個人的には、少なくともこの3倍はあげていいとおもう。叩く人は、住民課の窓口業務しか知らないから・・・」

「公務員叩くのはいいが、ある程度の待遇がないと、優秀な人材が公務員にならず、結果として行政全般の質が落ちてしまう。」

個人的に共感したコメントで、

民間王手のほうがはるかに高いですし、うらやましい金額でも職業でもなくなりつつあるのでしょう

というものがありました。
こういった考えが広まってくることは日本全体の底上げが期待できる傾向です。

批判をするだけではなく、全体の底上げをするにはどうすれば良いか
という点に着目することはとても重要だと思います。


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